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1. |
動脈硬化や膠原病などに著効を示す新しい治療技術(リポ製剤)を開発し、国内外で難病治療に著しい貢献をした。日本での売上量はベスト10にも達した。これにより、科学技術庁長官発明賞を受賞した。この他、多数の発明や受賞あり。リポ製剤としてもっとも好評を博してるのはパルクス(大正製薬)、リプル(ウエルファイド)である。
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2. |
上述の発明によって得られた特許料をほぼ全額投資し、聖マリアンナ医科大学に6500(平方メートル)の難病治療研究センターを設立し、その長として難病の研究に大きな成果を上げた。現在は名誉センター長として引き続き研究指導を行っている。
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3. |
時代のニーズにあう医学・薬学関係の学会を、本人が中心的な存在となり設立し、我が国の同分野の研究の発展に大きく寄与した。1979年に日本炎症学会、1985年に日本DDS学会、2000年に日本炎症・再生医学会、2003年に日本抗加齢学会。
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4. |
正しい薬物療治の指針となる「今日の治療薬」を1977年に出版した。最近10数年は、日本の臨床医のほとんどが本書を活用しており、医学書のベストセラーを続けている。参考までにここ数年は年間13万部以上の売上げ。かくして、実地医療の向上に大きく貢献している。この他多数の著書あり。
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5. |
政治家として仕事をした医学関係の業績としては、@野党筆頭理事として感染症法案成立、A自民党の委員長としてクローン規制法の設立、B再生医療の発展と予算獲得、C治験シテムなど医薬品の開発促進行政などにそれぞれ尽力した。
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6. |
<国際貢献> 北京の中日友好病院の再建に1993年から協力した。具体的にはリポ製剤の特許譲渡、技術指導、経済支援により合弁会社「泰徳製薬」設立、発展に寄与し、初期の目的を達成した。同時に中国の患者300万人を救ったということで中国国家「友誼賞」、「科学技術賞」を受賞した。
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7. |
<大学発バイオベンチャーの推進> 21世紀の日本の産業の活性化のためには大学発の研究の実用化が重要である。まず自分自身の聖マリアンナ医大での研究の実用化のためにLTT研究所(後のLTTバイオファーマ)、今で言う大学発バイオベンチャーを1988年に創立した。また同志と共に2003年に大学発バイオベンチャー協会を設立し、会長となり、政府等に働きかけ、大学発バイオベンチャーの発展に寄与した。
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