失明者対策についての答弁
 
松あきら君
 水島先生、失明者の問題でございます。失明対策の研究についてお伺いをしたいと思います。
 報道によりますと、文部科学省は角膜や網膜などを再生させる医学分野の研究を後押ししているとありました。十年後には失明者を半減させるという画期的な計画のようでございますけれども、どのような研究か、また文部科学省の医学分野における研究についての取り組みを最後に御説明いただきたいと思います。

大臣政務官
(水島裕君)
 松委員にもぜひご支援いただきたいと思いますけれども、政府は今、再生医学というのを一生懸命やろうと思っております。再生医学の中で一番インパクトのあるのは重度の身体障害者の失われた機能を再生するということであります。そのさらにトップが失明者、目が見えなくなった人が見えるようになると。そうすると、主として網膜の再生ということになります。これは世界中で研究が進んでおりますけれども、日本が結構肩を並べている、あるいはそれ以上のところまで行っているわけでございます。
 私も再生医学に結構いろいろ興味、仕事もしておりますし、文部科学大臣政務官になって何か一つ大きなことがないかということで、これをぜひ進めようということで三月に案をまとめて、事務当局でもいろいろ案をつくって、おおよその骨組みができてきておりますので、これをぜひ皆様方のご支援を得て、やはりこれは文部科学省でございますから、十年で失明者を半減する技術というものを確立して、あとは厚生労働省と一緒に、その後一、二年で本当にそれを実現させていきたいと思っておりますので、ぜひ御協力をよろしくお願いしたいと思います。

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